猫耳などの獣耳を描くとき、平らな三角を頭にペタッと貼り付けただけになっていませんか。この動画では、よくある間違った耳の描き方(▲)と、頭の丸みや奥行きに沿わせた正しい描き方(◯)を比較しながら解説しています。この記事では、どこで差がつくのかを手順ごとに紹介します。
①まずはハゲ頭を用意

耳を描く前に、輪郭だけの状態の頭を2つ用意します。▲(間違った例)と◯(正しい例)、同じ頭からスタートして、この後の耳の描き方でどう差がつくのかを比較していきます。
②頭の立体に合わせてアタリの線を引く

▲(間違い) — 頭の丸みを考えず、耳の生え際にまっすぐな補助線を引いてしまいます。
◯(正解) — 耳を生やす位置に、頭の立体(丸み)に沿ってカーブした補助線を引きます。この時点で、耳が頭になじむかどうかの土台が決まります。
③三角をカーブさせてアタリを描く

▲(間違い) — 補助線の上に、外側の辺をまっすぐ引いた三角形のアタリを取ります。頭から独立した、平面的な三角に見えてしまいます。
◯(正解) — 三角形の外側の辺も、頭の丸みに合わせてカーブさせます。カーブさせることで、耳が頭の立体から生えているような一体感が出ます。
④奥行きのアタリも描く

▲(間違い) — この工程がなく、耳が平坦なままになります。
◯(正解)のみ — 三角の内側に、耳の奥行きを示す線を点線で描き足します。この線があることで、平面的な三角ではなく、耳の内側の凹みや厚みが表現できます。
⑤耳の形をピラミッド型に整える

アタリを元に、耳の輪郭線を清書していきます。◯(正解)側は、頭の丸みに沿ったカーブと奥行きの線があるぶん、正面から見てもピラミッドのように安定した立体的な三角形に見えます。
⑥仕上げ(ふちの毛・ピョン毛)

耳のふちに沿って短い毛のギザギザを描き足し、質感を出します。余裕があれば、耳の上から飛び出す「ピョン毛」を1〜2本足すと、より生き物らしい柔らかさが加わります。
⑦完成

▲(間違った描き方)は耳が頭から浮いたような平面的な印象に、◯(正しい描き方)は頭になじんだ立体的な印象に仕上がります。同じ三角形でも、アタリの引き方ひとつで見え方が大きく変わることがわかります。
まとめ
獣耳がなんとなく不自然に見えるときは、耳の形そのものよりも、頭の丸みに沿ってアタリをカーブさせているか、奥行きの線を描いているかを見直してみてください。まっすぐな三角を貼り付けるだけでは平面的になってしまいますが、この2点を意識するだけで耳の説得力がぐっと上がります。他の動物・けものの描き方は動物・けものカテゴリの記事一覧へ。
