デジタルイラストを描くとき、いきなり細部を描き込もうとして手が止まってしまうことはありませんか。この動画では、キャラクターイラストが完成するまでの基本的な8つの工程を紹介しています。この記事では、それぞれの工程で何をするのか、ポイントとあわせて解説します。
①アタリ

特徴 — 頭の輪郭や首、手といった大まかなパーツの位置とポーズを、ざっくりとした線で決める最初の工程です。
描き方のポイント — 細部は気にせず、丸や楕円などの単純な形でパーツの位置関係とバランスを決めることに集中します。ここで全体のシルエットや構図が決まるので、崩れていないか一度引いて確認するのがおすすめです。
②ラフ

特徴 — アタリの上から、表情や服のシルエットを太めのペンでざっくり描き込んでいく工程です。
描き方のポイント — 線の綺麗さよりも、パーツの形やバランスを整えることを優先します。目や服のディテールもこの段階でおおまかに配置しておくと、後の工程がスムーズになります。
③下がき

特徴 — ラフよりも細かくパーツを描き込み、線画の元になる下絵を仕上げる工程です。
描き方のポイント — ラフで決めたシルエットを崩さないように意識しながら、髪の流れや服のしわなど、線画で残したいディテールを描き加えていきます。
④カラーラフ

特徴 — 線画に入る前に、完成形をイメージしながら仮の色を置いてみる工程です。
描き方のポイント — 髪・肌・服など大まかなパーツごとに色を置き、配色のバランスを確認します。この段階で違和感があれば、線画に進む前に色を調整しておくと後戻りが少なくなります。
⑤線画

特徴 — 下がきの線をなぞって、きれいに整えていく工程です。
描き方のポイント — 「手ブレ補正」機能を使うと、線がガタガタせず滑らかに仕上がります。パーツごとに強弱をつけて線の太さを変えると、メリハリのある線画になります。
⑥下塗り

特徴 — 塗りつぶしツールを使って、パーツごとにベースになる色を置いていく工程です。
描き方のポイント — 髪・肌・服などパーツごとにレイヤーを分けておくのがおすすめです。レイヤーを分けておくと、後から色を変更したり影を重ねたりする作業がしやすくなります。
⑦本塗り

特徴 — 下塗りの上に影やハイライトを足して、立体感を出していく工程です。
描き方のポイント — ④で作ったカラーラフから色を取って塗っていくと、配色に迷わず作業を進められます。影は一段階だけでなく、濃さの違う色を重ねると奥行きが出ます。
⑧仕上げ・加工

特徴 — 色味の調整や背景を加えて、イラスト全体をまとめる最後の工程です。
描き方のポイント — 明るさや色調の補正機能を使って全体のトーンを整えます。背景を加える際は、キャラクターの色と喧嘩しない落ち着いた色味を選ぶと、主役が引き立ちます。
まとめ
デジタルイラストは、アタリ→ラフ→下がき→カラーラフ→線画→下塗り→本塗り→仕上げ・加工という順番で工程を分けることで、初心者でも迷わず完成まで進められます。まずは全体のバランスを決めるアタリから、焦らず一段階ずつ進めてみてください。他の基本の描き方は基本カテゴリの記事一覧へ。
