模写が上手になるコツ3選|イラスト講師が教える模写のポイント

基本

模写は絵の上達に役立つ練習法ですが、ただ元の絵をなぞるだけでは、なぜかバランスの崩れた絵になってしまうことがあります。この動画では、模写でつまずきやすいポイントを3つに整理して解説しています。この記事では、それぞれの考え方と、実際の作業の進め方もあわせて紹介します。

ポイント1: まずは大まかな形を取る

模写を始めるときは、最初から目や口といった細部を描き込まず、頭部の輪郭や髪、リボンなど大きなパーツのボリュームと配置だけを大まかに取ります。細部から描き始めると、後から全体のバランスがずれていることに気づいても直しにくくなります。まず全体の器を作ってから中身を描き込む、という順番を守ることが、模写の崩れを防ぐいちばんの土台になります。

ポイント2: スキマのシルエットも見る

人物の輪郭だけを見ていると、微妙な歪みに気づきにくくなります。そこで、髪や腕のすきまにできる背景側の余白の形(スキマのシルエット)にも注目します。人物のシルエットと、その周りにできる余白のシルエット、両方の形が元の絵と合っているかを見比べると、線だけを追っていては気づけないズレが見つけやすくなります。

ポイント3: パーツとパーツの距離を見て配置を調整する

目や口といったパーツの位置は、そのパーツ単体を見て決めるのではなく、他のパーツとの距離を基準に決めます。たとえば「眉からあごまでの距離の、ちょうど半分の位置に口がある」というように、頭の中に基準となるガイド線を引きながら位置を把握します。距離という相対的な情報で確認することで、パーツ単体の感覚だけに頼るよりも位置のズレに気づきやすくなります。

作業の進め方

大まかな形と3つのポイントを確認したら、新しいレイヤーを作って上から細部を描き込んでいきます。ラフの層を残したまま清書の層を重ねることで、後から見比べての修正がしやすくなります。配置がずれていると感じた部分は、投げなわツールでパーツを選択して動かすと、線を描き直さずに調整できます。

まとめ

模写で大切なのは、線をなぞる速さではなく、大まかな形からスキマのシルエット、パーツ同士の距離という順番で全体を確認しながら描き進めることです。この3つのポイントを意識するだけで、模写の精度は大きく変わります。他の基本の描き方は基本カテゴリの記事一覧へ。

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